2010年07月11日

夏のS団地 S

S団地に住みはじめて、早2ヶ月が経過しようとしている。
古い古いS団地に、ちょうちょぼっこの3人(わたし、ごーださん、つぎたさん)はそれぞれ部屋を借りた。

同じ団地に3人が住むという話をすると、たいていの人は「あら、仲がよいのね」と口を揃えて言う。そうでもないんですよ、と小さく抵抗してみるけど、そもそも否定する必要はないし、きっと、そんなことを口にする人たちはわたしたちの関係性になんて、そこまで興味がない。「ふふふ」と、肯定するわけでもなく、否定するわけでもない、ごーださんの、例の曖昧なうそ笑いで返答するのが、きっと正解だ。

S団地の下には、とある宗教団体がテナントとしてはいっている。
毎日、朝の7時と夜の7時にお祈りの声と太鼓の音が響くわけだけど、これは1日のよいアクセントとなっている。子どもの頃の、5時のサイレンみたいだ。
この祈りの声は、心に平穏をもらたらす効果すら、ある。と最近はおもう。

S団地は不思議があふれている。
部屋数に対して、ゴミの量が圧倒的に少ない。人が暮らす音は、ほぼしないのに反して不思議な音が響き渡る。口笛、電子的な声、素足で団地を走りまわる音。(これはごーださんにしか聞こえないので幻聴かも)
この団地、異界過ぎるのである。ホラー過ぎるのである。

口笛の音は早朝(おそらく6時くらい)から響き渡る。どうして、こんなに大きな音で吹けるのか、という音量で、拡声器でも使ってんのか、とか思う。
わたしとごーださんは吹いている主を探そうとするけど、姿は見えない。というか、団地の人はこの音が気にならないのか!
しかし、日が沈むと、口笛の音は消える。口笛は夜、吹いてはいけません。というのを守っているのか。


口笛を吹く主を探そうとはしているけど、実際に見つけたら、それはそれで、恐怖だな、と思う今日このごろです。









posted by chochobocko at 19:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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