2006年03月02日

三年身籠る   S

三年身眥る.jpg

映画の日なので、シネフェスタで『三年身籠る』(唯野未歩子監督)を見る。


最初『三年身籠る』というタイトルを見て与謝野晶子のことを思い出した。たしか、17年のうちに12人の子を産んだとか。常に妊娠状態。ほんと、三年どころじゃない。まあ、映画は与謝野晶子とは全く関係ない。

作品全体としてはまだ未熟かなという印象だったが、人物設定(主人公冬子の妹、緑子がとくにいい)、ストーリーのディティール(女系家族、彼女たちが囲む食卓)、作品の雰囲気(ロケーション選び、衣裳選び)はかなり好きな感じだった。
あー、でも何がいいって、西島秀俊の役どころ。ああ、これぞ「西島君」の真骨頂。ロクデナシのダメ男。斎藤久志監督『いたいふたり』の「西島君」と同じくらいよい。
本当に映画館が暗闇で助かった。映画上映中、常ににやけ顔。「西島君」が浮気相手に「香水、変えた?」というシーンでは、言われてもないのに頬を赤らめ、オセロ中島知子の大きなお腹にむかって「パパですよ〜。いないいないばあ。」とか言うシーンでは、「もうパパったら〜」とママ気分。なんとも勘違いな幸せを充分に味わった次第です。

先ほどから「西島君」といたい呼び方をしておりますが、もうずっと前から好きなんです。
声も指も。オダギリジョーに心移りしそうでしたが(『メゾン・ド・ヒミコ』を見て、杏さんが「西島君は終わった」と言ったのです!)「オダギリ君」とは呼ばないところを考えると心変わりはしていないのだ。
ロカの徳井さんが中原昌也のことを「中原君」と呼んでらっしゃったのを聞いて、やっぱり好きでどうしようもない人のことは「君」づけで呼びますよね。たとえ親しくなくとも。と心の中で頷いていました。最近は男性のことを「○○さん」と呼ぶことが多いのですが、(年上が多いせいでしょうか)なんとなく「○○君」と呼ぶ感じは甘酸っぱいですね。

ちょうちょぼっこ4人を「僕の妹」と言うひとがいて、その人は私たちのことを「君」と呼ぶのです。普通、そんなの気味悪いけど、その人は自然でとてもよいのです。「君ら、それは、あかんよ。」みたいに言う。「君」と関西弁は最高の組み合わせです。

いくつになっても、誰かを「○○君」と呼びたいし、たまには「君」と呼びかけられたいものです。


posted by chochobocko at 14:48| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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